2016.04.25
新規ゼミ生を迎えての第2週目です。と言っても、第1週はゆるゆるコンテンツで、自己紹介と本藤ゼミのコアバリュー紹介だけでしたから、最初の正規ゼミ時間ですね。途中で、ロート製薬のキックオフをはさみましたが・・・(^-^;
ロート製薬コラボPJTを進めるにあたって本藤ゼミ生必須のスキルがID-POS分析スキルです。ゼミで使用するID-POS分析システムは、全国20社余りのドラッグストアの買い物データを引き出すことができるスグレモノです。直近で3日前までのデータにアクセスできます。ただし、システム画面が、一見小難しく見えるので、最初に実習を行うことにしました。
今年度は、ID-POSシステムの使用方法から、抽出データをエクセルからビジュアル加工する方法までを特別講座として開催することにしました。
本藤ゼミの基本方針は「将来ビジネス現場で役に立つスキル習得」ですから、最先端のビジネスマンが扱っているデータ・ツールをエクセルとともにレクチャーしました。
講師は、ドラッグストアのID-POSデータパネルでは国内最大のID数を誇るSegment of One&Only株式会社のチーフアナリスト(オムニチャネル・マネジャー)である溝渕省吾氏でした。溝渕氏は、朴訥とした口調からイメージできなかったかもしれませんが、チーフアナリストとして顧客分析における若き新進気鋭のアナリストです。
本藤ゼミではID-POSを扱っていますが、昨年度からテキストができたので、実践演習もこなしていくうちに、ゼミ生の理解度は想像以上に加速しました。でも、これまでのプロジェクトではOJT(仕事をしながら覚える)でID-POS分析が行われていました。グラフやスライドを作成することも社会人の基礎中の基礎ではあるのですが、もっと考えるプロセスに時間と労力を投下できるように、今年は体系的なレクチャーを最初に受けてもらうことにしました。
高校の時に数学が苦手だった人でも、全く問題ありません。ビジネスの現場で、50代のオヤジが使えているんだから、20歳前後の脳みそであれば軽くクリアできます。これまで暗記することが勉強だと思ってきた人は、これを機会に「チームで考えて、チームで成果を生み出す」勉強もあるってことを体感して欲しいですね。
これらのデータは、実際に最前線のビジネスマンが扱っているデータであり、ツールであり、ノウハウです。卒業して、メーカー、卸売業、小売業はもちろんですが、金融機関だって自治体だって、ほぼすべての事業体で活用できるスキルなので、是非とも習得しようね。
文責:本藤貴康