2017.6.3
本藤ゼミが創立されてから10年を迎えました。
ほぼ全ての年次から多くの卒業生が集まってくれました。
心の底から、ありがとう!
一期生が卒業してから、もう8年が経つんだね。
三十路を迎えたゼミ卒業生もいて、子供を二人も持つパパやママもいて、月日の経つのは早いと感慨深かった・・・
二次会から駆けつけてくれた人もいて、もっとじっくりと話をしたかったけど、男性は仕事の話が多くて、女性は結婚の話が多かったかな。
「ガチゼミ&有名企業コラボ」のポジショニングしている本藤ゼミですが、それも10年前に「つくし飴」のパッケージとネーミングを手掛けたことに端を発しています。
10年前に、突然ミコーの戸村社長がボクを訪ねてきて「ドラッグストアで売りたい」と相談に来たのですが、なんかの折にコクミンの桝田社長(現在スギホールディングス顧問)と話をした時に、ついでに相談してみたところ、「パッケージとネーミングを本藤さんのゼミで考えてみたら」と言われて取り組んだのがコラボ企画第一弾のきっかけでした。
その後、商品企画は(ゼミの宣伝にはなるのですが)経営学部の学生にとって、将来に活用するスキルや経験という意味では、いまひとつ直結していないことに迷いが生じてきました。大多数のマーケティング系キャリアを志向するビジネスマンにとっては、既存ブランドをどう売るかという問題意識なんだよね・・・
そこで、僕が取締役をしている会社が保有している全国25社以上1400店舗以上のドラッグストアチェーンが保有するID-POSデータを活用する実践演習に切り替えました。現在、多くのビジネスシーンで活用したいと考えているID-POSの分析・提案スキルを、最先端のビジネスマン並みに培うことを目指し始めてから、多くの有名企業とのコラボが可能になってきました。今では当たり前のように、オムロンヘルスケア、ハウスウエルネスフーズ、ロート製薬、ユニ・チャームなどのビッグネームとのコラボレーションが続けられています。
創立当初は「競争心」を原動力として考えていたのですが、この場合は、どうしても置いていかれるゼミ生が出てきてしまいます。そのうちに、ゼミ生の中でヘンな上下関係が出てきていたようです。そのせいで途中で辞める人が続出するような時期があったんですよね・・・。今では、もっともっと「支え合い、助け合い、励まし合い」ながら、誰一人置いていかれることのないように、先輩は後輩を卒業式直前まで指導するカルチャーに生まれ変わりました。そのターニングポイントとなったのが、5期生(涼子とえいじゅんの代だね)がゼミ運営に携わった2011年。ここから現在につながるゼミ・カルチャーが生まれました。
そして、翌年に、ザッポスのコアバリューに共感した僕は、それに基づいて本藤ゼミのコアバリューを考えて、ゼミのメインコピーを「明るく楽しく元気よく」から「明るく仲良く元気よく」に変えたんですよね。社会に出たら、多くの人は組織労働をするんだから、「仲良く」仕事ができないと楽しくなりませんよね。
それはちょうどID-POSを活用し始めた頃なんですよね。ゼミのプロジェクトでは、ゼミの課題だから仕方なく取り組んでいるという意識ではなく、もっと強い当事者意識を持って臨めるムードになってきています。
だから、いまの本藤ゼミでは、全員が将来のデキる人を目指していますが、ゼミ生に上下関係は発生していません。必死で、成果物のクオリティを引き上げるためのアプローチを全員で考えています。それが、2年生の初日から卒業する直前までです。
ひとりひとりが、本当に「明るく、仲良く、元気よく」頑張れるフィールドにできるように、ゼミ生と一緒にブラッシュアップしています。
本藤ゼミが目指しているのは、理想的なチームワークを実感できるフィールドです。
そのために修正を続けているコアバリューを意識して、いまも将来の可能性に向けて「チームで奮闘努力」しています。
〔本藤ゼミのコアバリュー〕
1.いつも新しい目標にワクワクしながら挑戦して、少し変わり者でいよう!
2.仲間に頼らず、自分で抱え込まず、チーム全員で成果物のクオリティを追求しよう!
3.礼節と心配りを忘れず、謙虚な気持ちと誠意をもって人と接しよう!
4.苦しいときは自分の可能性を切り拓くとき。頑張る自分に酔いしれよう!
5.いつもスマイルとパッションで、周囲の人を巻き込もう!
文責:本藤貴康