2018.07.09
直前の追い込みで、更にブラッシュアップできたチームもあれば、何とか形を整えたチームもあれば、プレゼンをやるのかどうかの瀬戸際だったチームもあり、いつものように直前期はドタバタ状態・・・
過去に1度だけ直前にプレゼンを断念したチームもありましたが、今回は全チームが提案することになりました。
そんなわけで、かなり分析と提案については完成度に差がありますが、午後5時に両国のライオン様の会議室でプレゼン本番を迎えました。
分析提案テーマは、制汗剤の「Ban」と洗口液「NONIO」で、それぞれ2チームずつで取り組みました。ライオンからは、ヘルス&ホームケア営業本部トレードソリューションセンターから廣瀬様と成田様、ビューティケア事業部からブランドマネジャーの鈴木様、石澤様、オーラルケア事業部から佐藤様に出席いただきました。
最初の提案は「Ban~汗の悩みの無い社会の救世主~」というタイトルでした。プレゼンターは本田みのり(経営3年)、メンバーは佐藤大和(経営3年)、定免ゆう華(経営2年)、黒津良太(経営2年)、ブロンモー・ショウゴト(経営4年)、田中文香(経営4年)でした。このチームは、最も順調に仮説構築とデータ検証を進めて、チームの雰囲気も断トツによく、プロジェクトの成果物提出期限も遵守する理想的なチームでした。
2番手は「Banブランディング提案」で、プレゼンターは宮澤萌木(経営3年)、メンバーは長田洋紀(経営3年)、鯨井麻生(経営2年)、村山哲平(経営2年)、寺本由珠(経営4年)、梅田果歩(経営4年)でした。ここは、ギリギリまで提案するかどうか悩みながらもプレゼンを決断したチーム。さすがにプロモーションが薄すぎた感は否めなかった・・・。
後半では、まず「ポジ活宣言プログラム」というタイトルで、プレゼンターは田代聖奈(経営3年)、メンバーは渡辺奈菜(経営3年)、小林千鉱(経営2年)、若杉やよい(経営2年)、小野駿太(経営4年)、荒井美愛(経営4年)でした。資料提出期限に間に合わず、本番中にも古いバージョンのパワポとの入れ替えなどでバタついた。更に、中間報告も問題が多かったが、プレゼンが秀逸。
最後は、「NONIO~幸せを運ぶ秘密のアイテム~」のタイトルで、プレゼンターは半田侑也(経営3年)、メンバーは星野夏美(経営3年)、川島皇輝(経営2年)、佐藤未悠(経営2年)、佐藤大輝(経営4年)、荒井健太郎(経営4年)でした。ここは迷走につぐ迷走を経て、最後になんとか帳尻を合わせてきた印象。及第点ではあるが、次は、もっとブラッシュアップする気概を持ちたかった。
マーケターを含めた5人のライオン社員の評価は、5票中3票を獲得した3番手の田代聖奈チームでした。ロジックとストーリーで明瞭な根拠を示した上で、ライオン社内では考えられない提案をしてくれたということで最優秀賞に選ばれました。SOOでのプレゼンでも圧倒的プレゼン力を見せてくれた聖奈だったけど、あのビジネスマン150人の聴衆を前にプレゼンを成功させた経験が生きている。プロモーション提案も、人の意見を拾えていたし、それをデータで補強できていた。中間のプロマネ上の問題は散在していたが、勝てるプレゼンだったと思う。
勝てたチームも負けたチームも、それぞれに理由がある。勝ったチームが最も成長できる経験になったのかどうかとなると、それはまた別の問題。ビジネスの現場であれば、自分のプレゼンで営業成果につながるのかもしれないが、ここはそういう機会ではない。チームのメンバーひとりひとりが、それぞれにどれだけ成長できたのかが最大の成果指標。失敗からも学べるはずだし、優勝しても学べない人は学べない。本藤ゼミのコアバリューをもう一度読み返して欲しい。
本番でプレゼンできることだけを目標としていたら得られなかったものがある。絶対に勝つという気持ちで臨んだからこそ悔しい気持ちも湧いてくる。その気持ちが、今回の課題を検討するモチベーションになる。冷静になってからチーム毎にフォローアップ・ミーティングを行って欲しい。メンバーひとりひとりが何を得たのか。そして何が課題になるのか。先輩から学べるものは余さず学び尽くして欲しいし、後輩に伝えられることは余さず伝えきって欲しい。
これで、2018年度最初のプロジェクトは終了しました。
4年の就活はほぼ終息しつつあるようだけど、3年はインターンシップという名の就活がスタートする。2年は十分にライオンPJTを振り返って、何が足りなくて何を手にできたかを考えて、貴重な夏休みを過ごしてください。
その前に、期末試験だね。フル単は前提だよ(笑)
文責:本藤貴康