2023.08.04
FY2023の春企画は、あらた様との柔軟剤カテゴリー活性化策。
東陽町のあらた様会議室において最終プレゼンが開催されました。あらた様からは、須崎社長、表副社長をはじめとして、畑中商品本部長、中田商品部統括Mgr、笹商品部Mgr、土谷法務・広報IR・ESG本部長、木村研修室長、大谷営業管理部長、前田営業管理部統括Mgr、研修室から小峰様、総務監理部から一糸様、営業管理部からは本藤ゼミOGの松本先輩と、社長と副社長を含む総勢12名のあらた社員の方々に臨席して頂きました。
今回のテーマは柔軟剤市場の活性化でした。柔軟剤市場はコロナ禍で市場を縮小しているカテゴリーであり、今回はそのカテゴリーの課題を解決するマーケティング企画の提案でした。今回のコラボ企画を推進してくださった前田様の進行で、本学OBの須崎社長のあいさつをお聞きしてから、各チームのプレゼンでした。
トップバッターは「Hello. New Me.」。プレゼンターは石川翔大(経営3年)、メンバーは榎本怜奈(経営3年)、崎間大輝(経営2年)、田河美紀(経営2年)、加藤麗奈(経営4年)、坂庭由惟(経営4年)。ターゲットを赤ちゃんとママを軸に、敏感肌の人やシニア世代まで想定した提案でした。初めてメンバー全員にプレゼンの役割を振って、チームのまとまりは圧倒的でした。2年生が一番成長したと感じるチームでした。
つづいて「Aroeru~香りの魔法 長続き~」。プレゼンターは福田太一(経営3年)。メンバーは泉滝珠羽(経営3年)、稲葉駿樹(経営2年)、齋藤菜緒(経営2年)、野田晴登(経営4年)、吉澤留実(経営4年)。香りづけに着目して若年女性をターゲットに設定。柔軟剤としての競争優位から香水に対しての差別的優位性を訴求しました。途中でコンテンツの整理に苦戦していたけど、帳尻を合わせてきてくれました。
三番手は「タイシュウ向け、タイシュウケア。」。プレゼンターは小林洸太(経営3年)。メンバーは田中理子(経営3年)、清水響(経営2年)、横山華怜(経営2年)、平田佑真(経営4年)、稲垣璃奈(経営4年)。ターゲットを男性にシフトする異色のアプローチで、サブとして家族のニオイが気になる主婦を設定。資料の完成が当日午後だったにしては、プレゼンは他のチームと遜色なく対応してくれました。
最後が「あらたな洗濯ライフを~心を充たす充軟剤~」。プレゼンターは塚田彩加(経営3年)。メンバーは森田夕輝(経営3年)、赤津亮成(経営2年)、中尾知花(経営2年)、池貝良太(経営4年)、花井里歌(経営4年)。商圏分析の店舗選択やトラリピの使い方など適切でしたが、何といってもプレゼンの表現が本当に素晴らしかった。考察ごとに完璧に表現されていて全ての考察が伝わってきました。
全てのチームの発表を終えて、臨席されていた12名のあらた社員の方々の採点結果が集計されて、前田統括Mgrから優勝チームの発表がありました。優勝チームは二位に大きく差をつけて塚田彩加のチームが選ばれました。プレゼンが秀逸だったよなぁ。内容も含めて、この結果はゼミ生も納得できる結果だったと思います。
最後に、総評として表副社長からすべてのチームの分析スキルが激賞されていたのですが、今後の課題として「重点化」についてのアドバイスを頂きました。本藤ゼミの成果物は、どうしても調べたことを全て盛り込もうとしてしまいがちなので、これは考えていかないといけないですね。いつも最終週には、ボクもダイエットダイエットと連呼しているのですが、苦労して分析した成果を捨てたくないのは理解できます。プレゼンは情報量やテキスト量が増えると、逆に伝わりづらくなることも、これからは意識していきたいですね。
これで2年生のデビュー戦である春企画終了です。2年生にとっては聞いたことのない単語やデータにどっぷりと漬かった前期だったと思います。これで本藤ゼミが何をやっているところか理解できたと思うので、次の秋企画では主体的に動いていこうな。
文責:本藤貴康