2024年12月3日火曜日

ゼリア新薬 プレゼン本番!

 2024.12.02

本藤ゼミ秋企画ゼリア新薬様とのコラボ企画「プレバリン」のマーケティング企画提案を、人形町にあるゼリア新薬本社会議室にて行いました。ゼリア新薬様からの審査員として、コンシューマーヘルスケアグループから営業企画部長の和田様、第3営業部長の犬井様、営業企画部次長の中村様、第1営業企画室長の森様、ビューティケア営業推進室長の浦辻様。そして、キックオフでも中間プレゼンでも本学までお越し頂きました同じくコンシューマーヘルスケア営業本部長の野呂様、第2営業戦略室長の吉田様でした。司会進行は本藤ゼミOBで第2営業戦略室から福田くんが頑張っていました。そして、今回は特別ゲストとして店頭マーケティングではドラッグストア業界でも有名なハシドラッグの代表取締役専務の橋浦友三郎様にもご臨席頂きました。

ゼリア新薬と言えば、コンドロイチンZS錠やヘパリーゼが有名ですが、本藤ゼミOBの福田くんが担当しているプレバリンのマーケティング企画がテーマでした。このカテゴリーはフルコートとリンデロンの2強状態の競合環境での戦い方を考え抜きました。今回は店外プロモーションとしての広告や新製品の提案も要請されており、非常に守備範囲の広い検討領域でした。

トップバッターは「NOTプレ 時代はFREEバリン!!」と題した企画で、プレゼンターは稲葉駿樹(経営3年)のチームで、メンバーは清水響(経営3年)、田河美紀(経営3年)、長谷川生也(経済2年)、茂呂幸奈(経営2年)、石川翔大(経営4年)、森田夕輝(経営4年)、榎本怜奈(経営4年)でした。初めてのコラボ先企業で、空気が読めなかったせいか駿樹は緊張したスタートでした。焦点は脱毛剃毛後のスキンケアで、現状でこのカテゴリーでは市場が開拓されていないセグメントへのアプローチでした。

二番手が「プレバリン快進撃のシナリオ」と題した企画は、プレゼンターが横山華怜(経営3年)、メンバーは崎間大樹(経営3年)、阿部美風優(経営2年)、伊藤未來(経営2年)、堀江里桜(経営2年)、泉瀧珠羽(経営4年)、小林洸太(経営4年)、塚田彩加(経営4年)でした。ステロイドカテゴリーのID-POSを深掘りして、プレバリンの強みを発見しました。シェアだけでは見つけられないID-POSならではの切り口から慢性炎症性皮膚疾患のお客様へのアプローチでした。なによりもプレゼンが上手で落ち着いて対応していました。

最後が「PVA reline」と題した企画で、プレゼンターは赤津亮成(経営3年)、メンバーは齋藤菜緒(経営3年)、諏訪翔子(経営2年)、横山晃樹(経営2年)、水谷真大(経営2年)、田中理子(経営4年)、福田太一(経営4年)でした。ゆらぎ肌という症状を持つお客様に様々な側面からアプローチをかけていましたが、近年売上を伸ばしているPBのデータも俎上に乗せてきましたが、資料の完成がギリギリだったこともあり、亮成はおそらくぶっつけ本番っぽい印象でした。

今回は、3チームがそれぞれに明確にターゲット・セグメントが異なり、ポジショニングもしっかりと考えていて、ボクの個人的な評価では本当に甲乙つけがたい優秀な提案でした。評定の詳細なフィードバックはまだ送られてきていないのですが、審査員の方々で議論を重ねた結果、最優秀企画は最後の亮成のチームが選ばれました。前々日の土曜日に行った確認では一番遅れていて、前日20時の最終確認でなんとか帳尻を合わせてきた状態でしたが、そこから更に分析コンテンツを追加してきて驚きました。

プレゼンのあと最優秀賞の発表も終えてから、橋浦専務にリテール・マーケティングのプロの視点から修正案や考え方について講評を頂きました。そして最後に和田部長から「すぐに実際に検討していく」と激賞されました。またひとつ本藤ゼミのコラボ企画でポジショニングが進捗しました。

これで3年生主導のプロジェクトから2年生主導に変わっていきます。年度内はロート製薬の冬企画を残すのみです。ロート製薬は目薬販売個数でギネス記録を持っていますが、今回はその「目薬」です。いまの4年生は本藤ゼミ史上最も優秀な世代だと感じていますが、その最強世代から直接プロジェクトを通して教わることができる最後の機会です。可能な限り継承していこうな。スキルはもちろんだけど、マインドというかスピリッツは本藤ゼミにとっては最も大切なDNA。ロートのキックオフは来週月曜日だね。なるほど本藤ゼミは過酷なスケジュールだと、いつもこのタイミングで思うw


文責:本藤貴康