品川駅で全員の集合を待つ間も、プレゼンターは原稿チェックをして、これまでチーム一丸となって取り組んできた成果を評価してもらうために、最後の1分1秒まで“できる努力は惜しまない”マインドセットは大切です。本藤ゼミのコアバリューの1つにもありますが、「苦しときは自分の可能性を切り拓くとき。頑張る自分に酔いしれよう!」の意識を忘れないでね。
会場には、18時であるにも関わらず、国内営業本部長、国内営業部長、プロモーション担当からブランド担当、営業担当、人材開発部署にいたるまで、オムロンヘルスケアを支える中核社員が一同に集まって頂き、緊張感のあるプレゼン本番です。最初に、国内営業部長からの挨拶があり、各チームのプレゼンが行われました。
プレゼンは、最初にオムロンヘルスケアの若手社員が、このチームを推進していくにあたって配慮したことや苦労したこと、そして得られた経験をコメントしてから、各チームのプレゼンターが15分間の持ち時間をフルに使っての分析提案でした。今回のプレゼンターは、松本春香、塚田理恵、早坂美穂、関根敏葵の順番で、ゼミ3年生が努めました。
今回のプロジェクトは、オムロンヘルスケアの若手社員のスーパーバイズに委ねて、極力ボクからのアドバイスは控えたのですが、4チームそれぞれに違った視点からターゲティングとポジショニングが検討されていて、その上でのプロモーション提案になっていました。プレゼン時間ジャストのチームもあれば、5分以上超過したチームもあったり、プレゼンが始まったら緊張感も消え去った人もいれば、緊張感を払拭するのに苦労した人もいましたが、プレゼンで目指すことは「聞き手を動かすこと」です。そのためにはパッションが必要です。“ソツなくこなす”なんてことは本藤ゼミで必要ありません。原稿を間違えても、途中で真っ白になっても、「聞き手を動かした」プレゼンが最も評価されるのかもしれません。ただし、それはどこまでも事前の分析や考察をしっかりとした上での話。
企画評価は、オムロンヘルスケアの多くの参加者でしたが、驚くほど個人差があり、本当に甲乙つけがたい審査になりました。
最終的には、三番目にプレゼンをした、早坂美穂がプレゼンターを務めたチーム(神田菜々、宇野純平、高橋美香、平野仁美、岡庭将也)が最優秀賞に選ばれました。
その後に、オムロン社内のダイニングコーナーで、打上げパーティと表彰式がありました。マーケティングの研究をしていて、負けて泣き勝って泣けるまで頑張ってくれたゼミ生を見ると、これで成長してくれる、次ではもっと励んでくれる、そしてもっともっと自分の可能性を見つけてくれるって、確信が持ててきます。テキトーに心地いい大学生活なんて求めていない君たちであれば、大きな夢を追いかけられるはずです。
最後に、ゼミ生全員に、必死に考えたオムロンヘルスケア『メディクリーン306(4種類の替えブラシ付き)』が手渡されました。
こんな貴重な機会をセットしてくれたオムロンヘルスケアの大川本部長と中村部長に心から御礼申し上げます。
学生諸君は、前期フル単の獲得目指して、翌日から期末試験に励みましょう(笑)