通常の中間リハーサルは、ゼミ生のプレゼンに対して、本藤が個別に様々な視点から問題点や修正点の指摘やブラッシュアップのためのアドバイスを行いますが、今回はオムロンヘルスケアから社員7名が参加してのリハーサルになりました。オムロンヘルスケアからは人材開発部からも新たに参加があり、緊張感のあるなかゼミ生のリハーサルが始まりました。
通常の中間リハーサルでのチェックポイントは以下のような視点があります。
(1) 企画内容(メーカーのメリット、小売商品部の評価、顧客の評価)
(2) 分析アプローチ(分析手法の的確さ、無駄な分析の有無、明確な分析目的)
(3) 考察ロジック(分析結果の読み方の妥当性、誘導的解釈の有無)
(4) プレゼンストーリー(プレゼンの構成、伝えたいことが伝わっているか、分析結果の見せ方)
(5) プレゼンテーション(言葉の選び方、文字サイズや色、聞き手への訴求力)
このような視点でチェックしますが、最終的には3つのハードルがあります。小売業の商品部(バイヤー)が興味を示してくれるかどうか。そして、店頭でのテストマーケティングを実施してくれるかどうか。最後に、その際に多くのお客様が購入してくださるか。
これらを乗り越えていける企画を提案しなくてはなりません。
4チームによるコンペ形式のため、それぞれのチームの企画内容は、他のチームには情報漏洩しない形でリハーサルが行われます。
本番前なので、プレゼンターは原稿を見ながらのプレゼンでもOKとしました。たぶん、このリハーサルで大手術が必要なチームも出てくるはずですから・・・
1チーム目は、比較的順調にプレゼンを終えて、質疑応答ではプロモーション(具体策)の企画提案でのロジックと検討不足という指摘が入りました。それでも、プレゼンが15分でディスカッションが45分に及んで1時間を要しました。
結局、4チーム目のリハーサルが終わったのは9時を回ってしまいました。
この時間まで、オムロンヘルスケアの社員の方々は一緒に企画のブラッシュアップに取り組んでくれました。
感謝感謝です。
本番までの2週間です。
いつものことながら、リハーサル後に各チーム怒涛の追い込みがかけられます。
リハーサル時点での序列は、本番で大きく覆ることがあります。
本番前はゼミ生にとって貴重な成長の機会です。
苦しいときは成長できるとき。
だから、乗り越えたときにはパワーアップした自分に出会えるはず。