2015年5月14日木曜日

オムロンヘルスケア若手社員とディスカッション

2015.05.14

 いま取り組んでいる「オムロン電動歯ブラシのプロモーション企画」の一環として、オムロンヘルスケアの若手ホープの社員の方々とディスカッションが東経大の図書館で行われました。

 これまでは、ステータスレポートや個別質問などをメールでやり取りしていたオムロン社員の方々と顔を合わせてのディスカッションなので、1秒も無駄にできないというゼミ生の高いモチベーションが漂っていました。



 まだ、プロジェクト自体は始まったばかりなので、マーケティング・プランの前提となるターゲットをどのようなセグメント(象徴的な顧客像)に置くべきか、そのためのアプローチはどうするべきか、どのような売り場を想定するべきか・・・それぞれのチームが認識しているキーポイントに焦点をあてて議題として取り上げられました。



 常日頃から実際に製品を営業している社員に聞かなければ分からないことを数多く聞ける機会になったり、実務としてのプロモーションを考える際に必要な視点を学ぶ機会になったようです。

学生から「今までに、この製品で仕掛けたプロモーションは、どんなものがあって、どれだけの成果がありましたか?」という質問がありました。
(たしかに、これは学生が情報収集しまくるよりは、社員に聞いた方がモレがないですね)

社員から「買上率グラフを分析しているけど、グラフから見えないことを考えたり、ディスカッションしてみたら?」という指摘がありました。
(そう考えるとイマジネーションが膨らみそうですね)

社員から「ID-POSデータ(購買データ)からお客様に焦点をあてるのは大切な視点だけど、まずは製品特性をきちんと整理して認識してみようよ」と提案されていました。
(そもそも製品への理解が不足していることに気づかされたようです)

4月中旬からスタートしたプロジェクトですが、オムロン社員と一緒に議論することで、ゼミ生たちのやる気スイッチが一段階上がったようです。



 
 


2015年5月7日木曜日

FY2015PJT① オムロンヘルスケア KIck-Off!

2015.04.13

2015年度の本藤ゼミの活動がスタートしました。
 
今年度最初のコラボレーション先は、様々な形で本藤ゼミの活動に協力して頂いているオムロンヘルスケアです。
オムロンは、医療機器では世界トップシェアを誇る超優良かつ世界的企業ですが、昨年秋に発売した電動歯ブラシが好調に売上を伸ばしています。
それまでの高機能な電動歯ブラシは、ブラウンの「オーラルB」やフィリップスの「ソニッケアー」で、機能的には優れているモノのかなり高い価格設定でした。そんな外国の大手ブランドがひしめくマーケットにオムロンが高機能でありながらも、多くの人に買いやすい価格帯で発売しました。あっという間にトップシェアに躍り出て、現在もそのマーケット・シェアを拡大しています。購入者へのやさしさは、替えブラシの価格水準です。これまでの売れ筋にあった電動歯ブラシは替えブラシが高く、機器の購入だけではなく利用継続中にも費用負担が重かったのに対して、驚くような低価格で利用できます。
 
このオムロンの電動歯ブラシ(メディクリーン)のプロモーション企画に挑みます。
今回のプロジェクトの最大の特徴は、7月の最終プレゼンに向けて、オムロンヘルスケアの若手ホープの社員が、ゼミ生とともに企画成果物に取り組む点です。営業で同期トップの社員や、購買データ分析のスペシャリストとして仕事を任されている社員が、ゼミ生と議論し、情報交換を行い、意見交換を繰り返しながら、プロモーション・プランニングのクオリティを追求します。
 
キックオフMTGは、2015年4月13日に品川にあるオムロン東京本社の会議室で行われました。
2年生は、まだ専門ゼミに入ったばかりで、3年生や4年生の議論を理解することが精一杯なところからのキックオフになりますが、新入社員なんて多かれ少なかれ似たような位置からスタートするものです。
しかし、今年度は本藤ゼミの歴史の中でも初体験ですが、協力企業先で開幕を迎えました。経営用語も理解できない状況で、営業本部長や営業部長からの説明を受けて、どこまで理解してくれたのか不安満載です(笑)
それでも食らい付いていく意気込みをもって、一日でも早く戦力になれるように励んで欲しいと思っています。
同じような場所にいた現3年生も一年前は2年生(新人)でした。それでも、1年も経てばチームを引っ張るリーダーとしてプロジェクトを推進しています。
 
オムロンヘルスケアの国内営業本部長から営業部長といった世界的企業を率いるビジネスマンから「このプロジェクトに大いに期待しています」と言われて、ゼミ生たちは、期待と不安を感じながらも、モチベーションを高めていました。
本藤ゼミの原動力は、知識や技術よりも情熱です。
そして、個人の力よりもチームの力を重視しています。
だから、ゼミ生はみんなで一丸となって成長して欲しいと思っています。
 
 

コラボレーション実績

主なコラボレーション実績
本藤ゼミでは、これまでに数多くのコラボレーション実績があります。
ここに示したコラボレーション・プロジェクトは、その一部です。
本藤ゼミが取り組む実践的演習は、多くの企業の方々によって支えられています。


 これまでのコラボレーション実績(抜粋) 
 

 2007年度 
 ◎健康食品「つくし飴」のネーミング・パッケージ企画
 《協力企業:株式会社桜(現山田養蜂場の子会社ミコー)、株式会社コクミン》
 2008年度 
 ◎健康食品「つくしチョコ(バレンタイン企画)」のネーミング・パッケージ企画
 《協力企業:株式会社桜(現在山田養蜂場の子会社ミコー)》
 2009年度 
 ◎ヘアケア・オーラルケア売場提案
 《協力企業:杏林堂薬局》
 ◎冷え性対策売場提案・売場づくり
 《協力企業:マツモトキヨシ、トウブドラッグ、ユニバーサルドラッグ》
 2010年度 
 ◎コスメ30坪セレクトショップ業態提案
 《協力企業:アインファーマシーズ(アインズ&トルペ)》
 ◎バオバブダイエットゼリーのネーミング・パッケージ・プロモーション企画
 《協力企業:エコロジーヘルスラボ、アインファーマシーズ》
 2011年度 
 ◎大正製薬:サモンエースの「リ・ブランディング」企画
 《協力企業:大正製薬、サンキュードラッグ》
 ◎オムロンヘルスケア:ウェルネスリンクのサイトプロモーション・コンテンツ企画
 《協力企業:オムロンヘルスケア》
 2012年度 
 ◎オムロンヘルスケア:ねむり時間計のプロモーション企画
 《協力企業:オムロンヘルスケア》
 ◎ドコモヘルスケア:ゆるピカダイエット・サイトユーザーの機器ユーザー化企画
 《協力企業:ドコモヘルスケア》
 ◎ID-POSマーケティング研究会:シニア・ターゲットの販促企画
 《協力企業:ジェイビートゥビー、SOO》
 ◎酒類売場企画
 《協力企業:国分》
 2013年度 
 ◎水素水の商品開発(既存の水素製品のネーミング・パッケージ・販促企画を実現)
 《協力企業:クロスピィー、ウエルネスジャパン》
 ◎ビフィズス菌食品の販促企画
 《協力企業:森下仁丹》
 ◎歯磨きペーストのプロモーション企画
 《協力企業:大手医薬品メーカー》
 ◎保湿クリームのプロモーション企画
 《協力企業:大手医薬品メーカー》
 2014年度 
 ◎ポカリスエットのブランディング強化・プロモーション企画
 《協力企業:大塚製薬》
 ◎店頭におけるエンド・プロモーション企画
 《協力企業:有力スーパーマーケット》
 ◎アクロンのプロモーション企画
 《協力企業:ライオン》
 ◎ほぐリラのプロモーション企画
 《協力企業:ライオン》
 2015年度 
 ◎電動歯ブラシのプロモーション企画
 《協力企業:オムロンヘルスケア》
 ※現在進行中

本藤ゼミ活動ポリシー

本藤ゼミが意識するゴール

 
本藤ゼミが見ている先は“就職”よりも“仕事”です。
みんなで「デキる女」「デキる男」を目指します!
 
 
 
 
 
本藤ゼミが掲げるコア・バリュー


1.いつも新しい目標にワクワクしながら挑戦して、少し変わり者でいよう!
2.仲間に頼らず、自分で抱え込まず、チーム全員で成果物のクオリティを追求しよう!
3.礼節と心配りを忘れず、謙虚な気持ちと誠意をもって人と接しよう!
4.苦しいときは自分の可能性を切り拓くとき。頑張る自分に酔いしれよう!
5.いつもスマイルとパッションで、周囲の人を巻き込もう!

 
 
 

本藤ゼミの活動指針

東京経済大学は創立115年目を迎えています。
本学は数ある大学の中でも特にゼミ活動に力を入れている大学です。新入生向けのフレッシャーズセミナーという少人数ゼミは必ず履修するカリキュラムになっていますが、最も特徴的なのは、専門ゼミを2年次から4年次まで履修できることです。これは担当教員によって、学年別に進めたりするゼミもありますが、本藤貴康ゼミナールは2年生から4年生まで一緒にガチで協力企業と実習に取り組んでいます。
 
本藤ゼミは「コラボレーション実績」に示したように、活発なゼミがひしめき合う本学のゼミの中でも、本格的なコラボレーション型演習を初めて導入し、超意欲的に活動しているゼミです。
内定をとるだけのために貴重な大学生活を送るなんてもったいない!
その先にある仕事で活躍できる経験を積んで欲しい!
そんな気持ちが、担当教員である僕が考えている問題意識であり目的意識です。
だから、本藤ゼミは夏休みも春休みも活動を続けることが多々あります。
多くの時間を一緒に過ごす仲間がいるから頑張れる自分を見つけられます。
 
本藤ゼミは「30年先も仲間でいられるゼミ」を目指しています。
本藤ゼミは仲間を育むゼミです。その仲間と一緒に作り上げていくゼミです。
夢を探すために、夢を実現するために、そして夢を広げていくために、一歩踏み出して欲しいと思っています。
本藤ゼミは、「自分がハッピーになりたい人」より「多くの人をハッピーにさせたい人」を求めています。
自分のためだけでは怠けてしまう人も、仲間のためなら頑張れる自分を見つけられるはずです。
そんな気持ちを込めて、本藤ゼミを育てています。
 
 
東京経済大学 経営学部
教授 本藤貴康