2021年2月11日木曜日

ロート製薬 プレゼン本番!

 2021.02.10

年度内最後の冬企画は例年通りロート製薬。今年のテーマは「洗顔フォームのブランド・エントリー促進」でした。エントリー促進となると、利用者である本人をターゲットにするべきか、購入者である親をターゲットにするべきかで大きな分岐点がありそうです。今回は、ロート製品から特定ブランドの指定があったわけではなく、どのブランドをエントリー促進に設定してもいいというミッションでした。

今年は、2年生がビックリするほど少ない状況であることもあって、例年の基本形4チームという編成ではなく、3チーム編成でのプロジェクトになりました。

春企画のホーユーも、秋企画の森永製菓も、全面的にZoomによるコラボ企画だったこともあって、いまひとつ企業とのコラボレーション感がなかったんだけど、ロート製薬では小玉部長が「こういうのは現場のライブで体感することに意味がある」という意見に甘えてみました(笑)

そして、2年生はコラボ先企業の大会議室でのプレゼンが実現しました。

が! 緊急事態宣言再発令中でもあり、ロート製薬でも原則として外部の来客禁止。そこにゼミ生全員20名がワラワラ行くのは難しい。そこで、各チームからプレゼンターとサポーター1人のみの参加、他のメンバーはZoom参加ということになりました。

今回、ロート製薬様からの参加は、営業開発部部長の小玉康弘氏、デジタルトランスフォーメーション推進本部チーフデザイナーの小杉明子氏、マーケティング&コミュニケーション部デジタルコミュニケーショングループから加藤千聡氏、営業企画推進部営業企画グループから内山龍氏、営業開発部から足立紗依子氏、首都圏営業部首都圏営業2グループから梅田かなは氏の6名でした。


最初のプレゼンは「この爽快感がたまらない OXYの訴求シーン教えます!」。プレゼンターは武田龍汰(経済学部2年)、同行したサポート役は廣川直希(経済学部3年)、チームメンバーは竹内美葵(経営学部3年)、山田真奈佳(経営学部3年)、佐藤美悠(経営学部4年)、若杉やよい(経営学部4年)でした。エントリーに適したタイミングは中高生の時期で、運動部に所属する男子をターゲットにOXYをブランドとして選定しました。ギャツビーとの同質化という課題をクリアしたポジショニング戦略の提案でした。トップバッターということもあり、龍汰の緊張の仕方が凄かった(笑)。でも、緊張していた割にはいい声だったよ。もう少しパッションがあってもよかった。SNSとPOPに提案したキャッチは審査員から激賞されてました。使われるかもしれないので、ここでは公開しません。


つづいて「MASK SAY BINKANHADER アキラ洗顔」はプレゼンターが桑原彬(経営学部2年)、同行したサポーター役は田邊佑太(経営学部2年)、チームメンバーは稲葉啓太(経営学部3年)、髙橋怜冴(経営学部3年)、高澤小夏(経営学部3年)、定免ゆう華(経営学部4年)、小林千紘(経営学部4年)でした。多くの中高生は母親が使っている洗顔料を利用するのが最初の洗顔料ブランドであることに着目して、コロナ生活で一般化したマスく肌荒れで同じ悩みを持ったところを仕掛けていく提案でした。これからの生活変化を捉えたポジショニング提案は、時流に乗った提案だったと思う。龍汰と同様に緊張が伝わってきた。リハの時の方が遥かにパッションがあったような気がするけど、初めてだから頑張ったよ。



最後の「アクネスで悩みにアクセス」はプレゼンターは鈴木梨可(経営学部2年)、サポート役は成島優里奈(経営学部3年)、チームメンバーは福田紘乃進(経営学部3年)、川島皇輝(経済学部4年)、黒津良太(経営学部4年)、鯨井麻生(経営学部4年9でした。中高生の最も大きな洗顔理由である思春期ニキビに徹底的にこだわった。データの使い方もよかったけど、ペルソナの設計からポジショニング、そしてプロモーションという流れはビジネスの現場の人には伝わり易かったかもしれない。中間プレゼンでは消え入りそうな声だったけど、本番では打って変わった発声でビックリ(笑)。


3チームのプレゼンが終わって、ロート製薬の審査メンバーが集まって点数集計をしました。ただ、ここで点数だけで最終評価としないところがロート製薬(笑)。その結果を踏まえて、それぞれのチームの提案から、実際に活用できそうなポイントなどについて議論が始まる。そして、その議論も延々と続いてしまいそうな勢いだったりする。しかも、みんな楽しそうに議論していて、いい会社だなぁと思ったりする。


そして、最終的に優勝チームが選出されました。今回は史上最高に悩んだかもしれない。拾おうと思えば、全てのチームから様々な収穫があったみたいでしたが、悩みに悩んだ末に決まりました。

優勝は、「アクネスで悩みにアクセス」(プレゼンターは鈴木梨可)に決定しました。緊急事態宣言下ということもあるので、副賞は大学に郵送されてきます。ゼミ選考の時に渡します。

いつもならプロジェクトが終わったら、それまで頑張ってきたことをチームで共有できる打ち上げコンパがあるんだけどね。さすがに緊急事態宣言下なので自粛。それでも京浜東北線から中央線での帰り道は、車内で少し喋り過ぎていたかもって反省・・・

これで今年度のコラボ企画は終了しました。ゼミ生のみなさんお疲れ様でした。このあとはゼミ卒業する4年生に向けての何やら色々やることが分担されていて、それと同時にゼミ選考の準備。でも、翌日(今日だけど)には次期ゼミ長選挙。春休みはコラボ企画がなくても忙しいね(笑)

これで4年生は晴れて本藤ゼミの全ての課程を修了しました。お疲れ様でした。思い出すと、色々なことがあったけど、いい思い出にしていこうな。就活がスタートしている3年生は、悔いのないように、ひとつひとつを丁寧に真剣にパッションをもって臨もう。2年生は初体験だらけだったけど、こんな時期に、頑張れる機会を獲得して、それに最後まで励み切った君たちはチャンスを活かせる素質十分だよ。春休みから番外編企画があるからな(笑)



文責:本藤貴康